失語のリハビリ訓練教材。odd word outのプリント課題。

アイキャッチ画像 リハビリ訓練教材

同業者(ST)向け、訓練教材をご提供するシリーズ。

odd word outのプリント課題です。

いつも書くことですが、このブログで提供している訓練教材は自分が仕事で使うために作ったものです。

自分の手元で眠らせておくのももったいないので、有効活用していただければと思いシェアしています。

このブログの他の記事にも言えることですが、必ずしも症状の改善を保証するものではありません。

ご使用の際は、必ず自己責任でお願いします。

失語のリハビリ訓練教材。odd word outのプリント課題を沢山。

一応、先に簡単な解説を入れておきます。

odd word outとは何か?

ちょっとマニアックな話になりますが、odd word outという課題を聞いたことがありますか?(知っている方は読み飛ばしてください。)

聞いたことないです。

S-Yoko
S-Yoko

ですよね。ちょっと説明させてください。

呼称や復唱などの一般的な失語の訓練を音韻セラピーといいますが、これに対して意味セラピーと呼ばれる訓練群があります。

私の知る限り意味セラピーが国内で最初に紹介されたのは2005年のこと。それ以来、ぽつぽつと細かい症例報告があり、徐々に国内にも浸透してきている印象です。

上記の論文によると、意味セラピーは

  • 音声単語・文字単語と絵カードのマッチング
  • 音声・文字による定義文と絵カードのマッチング
  • 絵カードや意味カードの意味的な分類課題

などを行って、「意味システム」に働きかけたり、意味と語彙の対応の強化を図って呼称障害の改善を目指すものだそうです。

ふむふむ。

そして、上記リストの三番目にある「絵カードや意味カードの意味的な分類課題」の一つがodd one out課題です。

これは、提示されたいくつかの刺激のうちから、カテゴリー的に仲間はずれの刺激を選ぶ課題です。

例えば、「りんご」「みかん」「ごりら」という3つの単語を提示されたとして、仲間はずれなのは明らかに「ごりら」ですね。「りんご」と「みかん」は果物ですが、「ごりら」は動物ですから。

このとき、

  • 選択肢がイラストの場合はodd picture out課題
  • 選択肢が文字の場合はodd word out課題

と言います。

今回はodd word out課題なので、こんな感じになります↓

プリントのプレビューと使い方の説明。

いつもの通りシンプルなプリントではあるんですけどね。

ちなみに、ここまでの話をまとめると…

意味セラピーとodd one out課題の説明。

分かったような、分かんないような…

S-Yoko
S-Yoko

ですよね。一定の効果はありそうですが、改善のメカニズムなどについてはまだ不明な点が多いのです、実は。なので、細かいところは私もよく分かりません。

odd word out課題プリントのダウンロード

無駄に老婆心を発揮して長々と説明をしてしまいましたが、細かい理論とか適応については自分で調べるなり考えるなりしてください(えー)

このブログはリハビリの方法を説明するサイトではなく、作ったものをついでに置いているだけの場所です。

S-Yoko
S-Yoko

そもそも、リハビリの方法はネットで調べるものではありませんし。

まあ、プリントは(常識の範囲内で)自由に使っていただいて結構ですので。

使っていただけるのであれば、以下のリンクからどうぞ(PDFで開きます)。

それぞれ35ページ程あり、完全に別のリストを使っています。単語の重複は結構ありますが、仕様です。そこそこの難易度なので、重度失語の人には向かない気がします。

S-Yoko
S-Yoko

まあ、いつもの通り各自で工夫して使ってください。

おわりに

こういう課題は別に絵カードを使って済ませても良いのですが、

  • カードをいちいちカテゴリーごとに分けるのがめんどくさい。
  • カードの種類も限られているので、バリエーションが乏しくなりがち。
  • 宿題にできない。

といった問題に突き当たり、結局プリントを作った次第です。

S-Yoko
S-Yoko

絵カードでいいよって人は、それでOK。

もし、少しでも皆さんの臨床の手助けになれたら、すごくうれしいです。

ではでは、またそのうち。

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