同業者(ST)を助けたいシリーズ。
ネットで落ちているのを見たことがないリハビリ系プリントの一つとして、乱数やランダム文字列があります。
塗り絵や間違い探しはいっぱいあるんですけどね。
乱数やランダム文字列は工夫次第でいろいろと使えると思いますので、昔作ったものも含めてアップします。
失語などの訓練に使える(かもしれない)無料プリント課題
乱数、ランダム文字列(平仮名、片仮名)をそれぞれ、小さい文字、普通サイズ、大きい文字の三通りで用意してみました。
訓練に使いやすいシンプルな仕様になっています。
いずれもリンクをクリックするとPDFで開きますので、ご自由にお使いください。
毎度書きますが、以下のプリント課題は失語症状の改善を保証するものではありません。使用の際はくれぐれも自己責任でお願い致します。
乱数
まずは乱数。こんなやつです↓

普通サイズは10列×10行×137ページ、文字数は13700文字あります(どんだけ)。
以下をクリックするとPDFが開きます。
ご自由にどうぞ。
ランダム文字列(平仮名)
つぎに平仮名のランダム文字列です。
こんなやつです↓

これは標準タイプで90ページありました。
以下をクリックするとPDFが開きます。
ご自由にどうぞ。
ランダム文字列(片仮名)
ついでなので片仮名も作りました。
上のやつを片仮名にしただけですけど。
ご自由にどうぞ。
おまけ。使い道が分からないやつ。3文字列とアルファベット。
あと、ついでなのでこんなのも作りました。
ひらがな3文字のランダム表示
ランダムな平仮名を3文字ずつセットで表示しているだけです。
ご覧の通り、殆どは無意味語になりますが、ときどき有意味語も出ます。
使い道が分かりませんが、もし使いたい方がいらっしゃればどうぞご自由に。
アルファベットのランダム文字列
これもついでに作っただけですが、アルファベットのランダム文字列です。
横文字に拒否反応が強い高齢の方には使いにくいですが、工夫次第で何か使い道があるかもしれませんので、使っていただける方がいましたら以下のリンクからどうぞ。
乱数、ランダム文字列プリントの使い方の例
正直、こういうのは別に決まった使い方があるわけではないので、各自で工夫して下さい。
ただ、参考までにリハビリ場面での使い方の一例をご紹介します。

例えば、選択抹消課題として特定の数字を拾ってもらうとか。こういう課題は注意機能やワーキングメモリとも関連します。

かな拾いテストみたいに特定の文字列を拾ってもらうとか(ただし学習効果が心配なので、これはほどほどにした方が良いかも)。単語を探してもらうとか。
ア行は斜線、カ行は〇をつける、みたいに複雑なルールにすると一気に難しくなります。
他には、端から足していく(計算)とか、一行ずつ覚えてもらうとか(記憶)。
上記は飽くまで一例ですが、シンプルなプリントだけに、工夫次第でいろいろな使い方ができると思います。
おわりに
と、余計なことまで書いてしまいましたが、ご参考になれば幸いです。
ただ、いろいろ紹介しておいてアレですが、私は滅多に使わないです、乱数プリント(えー!)。
特に失語症については絵カードなどを使ったスタンダードな訓練の方が優先度が高くなることが多いので。乱数やランダム文字列は無理して使うものではないです。
たまーに必要になることがあるので、一応手元に持っておいてもいいかなって感じでしょうか。
注意障害や半側空間無視などに対してしっかり机上課題をやりたい場合は、以下の記事で紹介しているプリントも良いかもしれません。
なお、最初にも書きましたが、いずれのプリントもご使用に際してはすべて自己責任でお願いします。
ではでは。
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